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284 せめぎあう罪※
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◆ ◆ ◆
「……ッ、あ、ふっ」
浅い眠りの中で、俺はあられもなく喘ぎ続けていた。
ベッドシーツにしがみつき、下半身を後ろに突き出して、肌と肌が擦れ合う悦びに酔いしれている。
俺のなかで大きくそそり立ち、ひくん、ひくん、と鼓動しているものが愛おしかった。
離れてしまわないようにぎっちりと咥え込むと、後ろから伸びてきた手が頭をなでてくる。
まるで長年飼い慣らしたペットとじゃれつくように、指を滑らせたり、髪を掻き分けたり、つむじをつついたり。
「けん、たああっ!」
性的ではない愛撫にすら、俺のゆるみきった体は反応していた。
『凛也』
健太の声が、微熱を帯びた背筋をつたう。
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