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「はあっ、アアッ、はっ……!」
振り落とされてしまいそうで、薄っぺらいシーツだけでは心許なくて、もっとちゃんと体を任せられるものを求めた。
『──凛くん』
快楽におぼれる俺の両手首をグッと掴んだのは、
『ぼくのこと忘れてないよね?』
口の端を歪め、薄ら笑いを浮かべる鶴見だった。
『……うなずいてくれたもんね。凛くんはぼくが好きだって……』
「……っ、るみ」
『ちゃんとしてる凛くんが、ぼくのこと捨てるわけないもんね』
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