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◆ ◆ ◆
拷問じみた夢から目覚めたとき、部屋はもう真っ暗だった。
目を開いたときの俺は前髪がべっとり貼りつくほど汗をかいていて、おまけに涙まで流していた。
だらしない。
悪夢に囚われていたという証拠は、下着の中にまで達している。
「……っ」
汚らしい己を拭うために、起き上がる。吐き気がするほど頭が痛んだ。
眠りすぎた代償だ。
二、三十分のはずが数時間規模で眠ってしまったのは明らかだった。
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