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本日の弁当いじりが落ち着いたタイミングを見計らい、俺もたいした目的もないままに続けていた寝たフリをやめた。
健太の視線を視界のすみに感じながら、教室を出ていく。もし引きとめられても無視するつもりでいたものの、誰も声をかけてこなかった。
内心、ホッとしながらトイレにむかう。腹は減らなくても出るものは出るのだ。
「──凛くん」
だが、よりにもよって用を足している最中、制服ダボダボ、髪ボサボサのチビ野郎がやってきた。
すぐ隣に立たれたが、無視。
むき出しで無防備なそこをまじまじと見物されている気がするが、無視。
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