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「よかった。凛くん、げんきだね」
「当たり前だろ、クソが」
「だって心配なんだもん」
「おい。クソ痴漢」
俺の体調を案じる鶴見の触診はつづいている。
背中におでこをくっつけてぴったり密着すると、下半身のほうはさらに奥まで指をすべらせてくる。やわらかいところをフニフニと押すように。
「お前に心配される筋合はねぇよ。具合も悪くねぇ。ただ、今週はずっと寝坊しちまって弟の弁当作るのでギリギリなだけだ」
甘えるように顔面をすりつけてくる鶴見は、心臓のちょうど真裏でクスッと笑った。
「──ウソつき」
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