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「……なんのことだ」
内心、激しく動揺した。
うわべではいくらでも冷静に振る舞えるが、早まる心臓の鼓動はなによりの証拠。
背中に顔をおしつけ、指は股ぐらに滑り込ませ、上も下も俺と一心同体になろうとする鶴見にはすべて筒抜け。
「きょうの健太さんの白いおべんとう箱、まえに凛くんが使ってたやつだよね? きのうのも、おとといのも、凛くんのおべんとう箱だった。それだけじゃないよ。おハシもランチバッグも凛くんがつかってるやつだった」
「たまたまおそろいだっただけだ」
「じゃあ、どうして凛くんはおべんとうを持ってこないの?」
他のやつらはだませても、自称“凛くんのことはなんでも知ってる”鶴見にはお見通しだと知らしめたいらしい。
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