アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
313
-
「凛くっ……、ごめん。……でも、ぼく──」
脂汗を流し、ひゅう、ひゅう、と音を立てて呼吸する鶴見は、しつこく引き下がる。
「凛くんが、悩む気持ち、分かる……」
「お前なんかに分かるわけねぇだろ」
「ごっ、ごめん……本当は、分かんない……。でも、分かりたい……」
うんざりするほど、しつこく。
「だって、……だって、ぼくは……」
もう、なにも聞きたくなかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
313 / 631