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「うわー、すっげぇクマできてる。夜寝てねぇんだろ? そりゃ昼間寝るはずだ……」
笑った瞬間、頬にえくぼができた。いつもであれば俺の視線はおのずとそこに吸い寄せられてしまう。
だが、今日はチャームポイント以上の注目箇所があった。
ちょっと前はゆですぎたブロッコリーみたいな色をしていた髪が、キツネの毛並みのような明るい黄色に変わっていたのだ。
おまけにパーマをかけているらしく、ふわふわと毛先が踊っている。
「お! やっと気づいたか? オレの新しい髪型に」
「……」
かなり派手な色だというのにまったく気づけなかった。ショックだった。自分があまりにも下を向きすぎていたことをいまさら思い知らされる。
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