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「じゃー、ホントのこと話せよな。鶴見となにがあったか」
「……」
「また黙るなら、オレの予想を発表していい?」
健太は俺の体を押しのけると、教室のほうへと引き返し始めた。
人目につきやすい場所でいつまでもこの話を続けられないと悟ったのだろう。
「鶴見に別れ話を持ちかけたら、絶対に別れないってギャン泣きで食い下がられて、グダグダ言われて、あまりにもしつこすぎるからキレてボコボコにブン殴ったんだろ?」
自信満々に推理を披露する探偵もどきを追いかけながら、俺はじっと唇を噛んだ。
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