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「──なんで、殴んねぇの?」
健太がゆっくりと唇をはなすと、絡み合った互いの唾液が透明な糸になった。
たった数ミリで、ほんの数秒間で、それは音もなく切れた。なんの未練もなく。
「このままヤられちまっていいのかよ。もっと嫌がれよ。学校だぞ。教室だぞ。相手はオレだぞ?」
なにも言い返すことなく、目を閉じる。
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