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「ごめん。俺っ、やっぱ、お前のこと……。好きだったはずなのにっ……こんなの……」
「嫌なんだろ?」
分かってたと言わんばかりに健太は平然としていた。俺の顔面にシャツの袖を押し付けて涙をぬぐうなり、ふっ、と顔をほころばせる。
「凛也さ。オレなんかより鶴見のことで頭いっぱいだろ」
「へ……」
「さっき、鶴見のものを拾い集めてたときのお前、すっげぇキモかった。中学のとき、オレのほうをチラチラ見てドギマギしてたときと同じ顔だよ」
「健太」
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