アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
388
-
だが、妙にあたたかな気持ちに満たされていた。なぜだろうと思いながら身を起こすも、よく覚えていない。
あいつの夢でも見たのだろうか──。
その瞬間、まるで返事をするように肩からするりと落ちるものがあった。
見覚えのあるオレンジ色の毛布。
紛れもなく、鶴見が使っていたもの。
俺が無意識のうちに自分でたぐり寄せた──とは思えない。
「……いるのか」
気配は無いが、そうだとしか思えない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
388 / 631