アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
400 もう一度あの部屋へ
-
◆ ◆ ◆
俺はひとつの確信を持って、もういちどあいつの部屋へむかった。
「鶴見!」
結果は前と同じ。
だだっ広い空間にあいつの姿はない。
だが、以前はベッドしかなかった怠惰な空間は様変わりしていた。
ベッドが壁側に追いやられ、部屋の真ん中に新品の机が置かれている。
勉強机にしてはシンプルで、ダイニングテーブルとしては小さすぎるサイズ。あたたかな木目のそれの上には、ノートが開きっぱなしで放置されていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
400 / 631