アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
413
-
「ひとりじゃねぇから」
「なに?」
「お前らにはひとりに見えるだろうが、俺はひとりじゃねぇ」
「……うわ。孤立しすぎてついに幻想のお友達をつくりだしたか。やべー」
「違ぇわ。でも、とにかく、俺のことは放っておいてくれ。……そう言ってくれるお前の気持ちは嬉しいけどさ」
「んー」
健太はまだなにか言いたそうに眉間にシワを寄せ、ムッと唇を曲げていたが、「しょーがねーな」と全身の力を抜いた。
「オレら今日、駅前のカラオケにいるからさ。気が向いたらマジで連絡してこいよ──」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
413 / 631