アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
415
-
──「よぉ、ホモ野郎。元気か?」
唐突に頭の裏から聞こえた声。
振り返るのが一瞬遅れた。きっと鶴見のことを考えすぎていたせいだろう。
ことばの意味まで理解し、バカにされていることまで気づいたときには、肩口をつかまれ、頬に激しい衝撃を受けていた。
なにをされたのか把握できぬまま、バランスが崩れたところにもう一発。
倒れまいと反射的に近くのものを掴みかけた瞬間、その手首をねじり上げられる。
「はーい、大人しくしましょーね」
さきほどとは違う方向から、クックックと笑う声。
状況を把握しようと身もだえするほどに状況は不利になっていく。
床に額を擦りつけるように引きずり倒された俺は、左手も右手も捕らえられた。後ろ手に組まされ、ベルトのようなもので縛りつけられる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
415 / 631