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ヤツらの笑い声を聞こえる。おかしくなった耳でも自分の危機ぐらいは感じ取れた。
でも、もういい。
やれることはやった。
あの画像さえなくなれば、健太に迷惑はかからない。
だから、もういい。
俺は二度と、誰も殴らない──。
そう決心した瞬間に拳が顔面にめりこんだのは、皮肉だった。
汗ではないものが髪の間を通り、次々に流れ落ちていく。なまぬるい。きもちがわるい。
──鶴見。
今頃、どうしているだろう。
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