アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
432
-
だから、
もう一度、鶴見にあいたい。
あいつはきっと嫌がるだろうが、あいたい。
もし、もう一度だけあえたら、ちゃんと──。
「──りんくん」
痛みで混濁していた意識が不意に晴れた。
その声をとらえたのは、傷ついているはずの耳。
なつかしい声。
ここに来るはずのない声。
俺がいま、一番聞きたいと願っている声。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
432 / 631