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「行くな……、どこにも。もう離れないでくれ……」
「凛くんっ……ち、血が……血、でっ……て……」
「逢いたかった」
「ぼくっ! ぼくっ……! ご、ごめんなさぁああい!」
「なに謝ってんだ」
「ぼくっ、こんなっ! ち……ちゃんと、ひっ、……しっかりしなくちゃって、思っただけなのに……!」
「お前はホントばかだな」
「……ぼくがッ! ば、かっ、だか、ら……、凛くんっ……、凛くんが、死んじゃう……!」
鶴見は「死んじゃう死んじゃう」と壊れたように繰り返し、俺の背中をさすっている。
そんなことしたって、いまさらどうにもならねぇのに。
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