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「そりゃあ左じゃ上手いこといかないだろー」
「むしろ、いつもと違っていい感じだったりして」
くっくっとゲスく笑う三人組をよそに、いやに冷めた目で頬杖をついていた健太は焼きそばパンを一口頬張ると、
「つるひがいっから、へーきらおな?」
濃密に絡み合うパンとソースの間からとんでもないことを言い出した。
言い返せずに硬直していると、細長くてもじゃもじゃの食いかけパンを俺の唇をくっつけて「なっ」と念押ししてくる。
わざとらしく、罪深い上目遣い。
もちろん、外野の三人はなんの話だか把握できない。「え?」と首をかしげる。
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