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「いいかげんにしろっ!」
ほんの少し素直になったのがいけなかった。
俺は愛想をつかしてベッドから出ようと起き上がる。だが、地の底から這い上がってきた鶴見は「ぬふふ」といやらしく笑った。すぐさま左手を掴まれ、後ろから抱きつかれ、あっという間にベッドへ押し戻される。
「なんで逃げちゃうの? えっちなこと朝までいっぱいしたいんでしょ?」
「んなにしたくねっ……、ああっ! 耳舐めんなぁああ!」
「いいにおい」
「ひッ」
耳たぶをかふかふと甘噛みしてくる。歯を立てないように唇だけを使って。
まるで妖怪だ。耳食べ坊主。
あまりの“気持ち悪さ”で、うなじから二の腕にかけて一気に鳥肌が立つ。
「凛くん、かわいい。すき」
「言うな」
「大好きっ!」
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