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「……あれ……、凛くん? どうしたの?」
「うるせぇ」
「ぼくが学校行くの、泣くほど嬉しいの? 凛くん」
「うっせぇ、泣いてねぇ!」
「泣いてる凛くん……かわいいっ! どうしよう食べちゃいたいっ!」
「黙ってろ!」
制服姿の鶴見を抱きしめる俺は全裸で。「いつもと逆だね」なんて耳元でからかわれながらも、涙がとめられなかった。
だらしなくて弱々しい体の奥に秘められた小さな勇気が、どうしようもなく愛おしかった。
【 終わり 】
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