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「えっ、凛くん……これは……」
「デザートだ。食え」
「へ?」
「飯は食ったんだろ? デザートは?」
「まだ、……だけど……、えっ? え?」
なんかもう、色んなことが起こりすぎてパニックだ。
堂々と足を広げているこの凛くんは、本当に凛くんなんだろうか。
ぼくが愛してやまない凛くんは、自分のことを『デザートだ』なんて絶対に言わない。
もっと顔を真っ赤にさせたり、唇を噛みながら恥じらって、いやだ、やめろ、ふざけんな、殺す、とか言いながらデザートに“されてしまう”のがぼくの凛くんだ。
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