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「気にするだけソンですよ、そんなの」
「あ?」
てっきりまたふざけたことを言う気なのだろうと身構えていたが、鶴見はとても真剣だった。
「ぼくはオトコかオンナかでしか他人を愛せないヤツってとてもつまらないと思うんです」
その視線は相変わらず俺一点には定まらずにふわふわと落ち着かないが、口ぶりはいやにハッキリしていた。おまけにたたみかけるような早口。
「凛くんはいまの凛くんだからステキなわけです。その良さが分からないようなやつは、きっと凛くんが爆裂巨乳のゆるふわ合法ロリ娘だったとしてもカノジョや結婚なんてあり得ないと思います。できたとしても、もてあそばれて泣かされて捨てられて終わりですよ。カラダだけが目的のクズです」
鶴見の分析はあまりに盲目的だった。──いや、それ以上に的確だった。
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