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「はー、はぁ、……きもち、よすぎ……、ああっ、……いっぱい、出ちゃった……」
「がはっ!」
乱暴に髪を引っ張るようにして、ずるん、と引き抜かれた次の瞬間、飲み込んだはずのものを一気に吐き戻してしまった。
肺が痛むほどに激しくむせかえりながら、やっと自由になれたという安堵感が胸を満たす。
憎しみだって消えてはいない。
涙のあふれる目では反射的に鶴見のことを睨みつけていた。
「なんで吐いちゃうの?」
鶴見はニコニコしたまま、俺の耳たぶをつまむとあらぬ方向へとねじりあげてくる。
主人にさからったバカ犬のしつけのように。
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