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「……あの、凛くん!」
一発ぶん殴ってやろうかと胸の上でこぶしを握っていると、鶴見は勝手に布団の中に手を突っ込んできた。
「おにぎりありがとう。とってもおいしかった。凛くんのおにぎり、前から食べてみたいなぁっておもってたの。うれしかった」
俺の怒りのこぶしを鶴見はまるで自分のもののように包み込み、すりすりすりすりとさする。
挙句、むりやり布団から引きずり出して手の甲にキスしてくる。
鶴見のフニフニとした唇はとても冷たかった。
俺の記憶にこびりついている昨夜の鶴見は燃えるように熱かったのに。
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