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あいつは教室でひとりだった。ずっと孤独だった。
服装にわざわざ口出しして、“だらしない”と怒ってくれるような友達がいなかった。
『でも、言ってくれたよね。凛くんは』
「──!」
鶴見の声が鼓膜を揺らした気がして飛び起きるも、誰もいない。
天井から空調の音が聞こえるだけ。
この部屋には俺以外には誰もいない。
シーツのなめらかな手触りに鶴見の白い肌を感じるのに、いない。
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