アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
425
-
「よっぽど変態写真拡散されてぇみたいだな」
俺を踏みつけていたクズ野郎がスマホの画面に気を取られたとき、わずかに足の力がゆるんだ。
この隙を待っていた。
全身に合図を送るようにふっと息を吸う。怒りにまかせて両腕に力を込めた。
「このッ、クソがぁああああっ!」
一気に反撃を開始する。
拘束していたベルトを振りほどき、右手に持ち替え、ムチのようにしならせる。
空を切る音だけでも十分な威圧だったが、机に当たった衝撃音は予想以上。鼓膜が圧倒され、聴覚が数秒間使い物にならなくなるぐらいだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
425 / 631