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「鶴見……、もぉ、泣くな……」
「やだ」
「お前はなにも悪くない」
「悪いよ。ぜんぶ、ぼくが……ぜんぶ悪い……」
「お前は俺を助けに来てくれた。それだけだ」
「ちがうっ……!」
「鶴見」
「凛くんっ……、ほんとうに──」
だんだん気が遠くなっているせいだろうか。鶴見の乾いた唇が開いて大きく息を吸う瞬間が、スローモーションに見えた。
魔がさした。超絶ネガティブなこいつにイタズラを仕掛けてやりたくなった。
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