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「……お前……」
「早く学校行こ!」
「……大丈夫、なのか? ホントに行くのか? 無理してんじゃねーだろうな……」
「凛くんと一緒なら平気だよ! ぼく、凛くんとずっとずーっと一緒にいたいから、そのために学校に行くのっ! いいでしょ!?」
その身にまとった制服はやっぱりダボダボで、ずるずる。髪はボサボサの伸び放題。
頭のてっぺんからつま先まで、だらしなくて、情けなくて、どうしようもない。
「鶴見」
そのダメさがたまらなく懐かしかった。
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