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思わず、目で追う。
断崖絶壁から猛スピードで飛び降りる車みたく、ティッシュの箱が宙を舞っていた。
次の瞬間、箱の角っこがおでこに命中。
「あ、う……。なくなっちゃった……」
今週は盛り上がりすぎて、ちょっと使いすぎちゃったみたいだ。
「どうしよ……」
新しいティッシュがどこにあるのか、ぼくには分からない。
いつもはお掃除に来るお手伝いさんが次に使うやつを出しててくれるからだ。
トイレットペーパーならあるけど、あれだと溶けちゃうかな──なんて、考えていたときだった。
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