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「…そんな目で見んな」
見えなくなるようにと、手でゼンの目元を覆う。
一瞬、想像してしまった…俺が組み敷かれて抱かれているところを。
それくらい、その視線だけで犯されているような気分にさせられた。
「今、頭ん中で郁のことすげーぐちゃぐちゃにしてたの、わかった?」
「、っ」
「上に乗って気持ち良さそうな顔する郁見て、いつか俺のモノを中に埋めて腰振ってくれたらなとか考えてたら想像止まんなくなった」
「…このくそド変態」
「うん、でも──それを想像した郁も同等だと思うけど?」
上半身を起こしたゼンは目元を塞いでいた俺の手をどけると意味あり気に微笑む。
確かに想像してしまったのは……事実だが、まあそれに俺が反論しない訳がない。
「一緒にすんな。想像なんかしてねぇよ」
「それ、俺の目を見て言ってよ。なんで目逸らしてんの?」
「別に逸らしてなんかない。つーか、なんで俺がお前に抱かれてるのを想像しなくちゃいけないんだよ」
「ふーん、抱かれてんの想像したんだ?」
「…は?」
いや、全く意味が理解できない。
そもそも会話が噛み合って─────
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