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今週末に岡本のあれなんか入れられるわけがない。
そんな考えを口にたすことも出来ぬまま、月曜、火曜、とズルズル日にちだけが立っていた。
そして週の真ん中、水曜日。
俺の家に、岡本はいた。
もうご飯も食べて、岡本はテレビを見ていた。
「岡本、あのさぁ」
「ん?」
こちらに視線を寄越す。
今からいうことに、少し緊張している俺は顔がこわばっていたんだと思う。
「なに?何かあったの?」
心配そうな声だった。
「いや、えっと...。今週末のことなんだけど...」
恐らく、顔は赤く色づいているだろう。
性行為の話を切り出すんだ。そりゃ恥ずかしい。
「嫌になった...?」
俺はぶんぶんと首を横に振る。
あくまで優しい口調だが、恋人に拒否されるのはきっと辛い。
「この前色々調べて、その...俺にはまだ無理そうかなー...なんてこと思ったり...?」
「はぁ...」
深いため息をつかれる。やっぱりこんなこと言われるのは嫌だったのだろうか。
俺が不安げに岡本を見つめているとそいつは俺に抱きついてきた。
「深刻そうな顔してるから、別れ話されるのかと思った...。良かったぁ...」
さっきのため息は安堵からのものだったのか。
不本意だが、良かったと思ってしまう。
「別れ話なんて、誰がするかよ...」
腕を回し、背中をさするように動かす。
「...で。結衣は何で無理だと思ったの?やっぱ怖い?」
顔を合わせて、こんな話しなきゃいけないなんて
「指...、で慣らすって書いてあったけど、俺全然できないから...」
「ぇ、やってみたの...?」
「...ん」
岡本は興奮混じりな何ともみっともない顔をしている。
イケメンが台無しだ。
「なんて顔してんだ。くそ野郎」
「だって、だって結衣が1人で...、自分のお尻弄ってたんでしょ?」
よくよく考えてみると、俺はとんでもないことをしている...。
「そうだけど...、それは、お前の為にしたのに...!」
楽しそうにヘラヘラしやがって...!
岡本はごめんねと2回ほど謝ってきたが、顔がまだニヤついていて腹が立つ。
「1人でできないならさ、俺と練習しよ?」
それは、岡本もいるのに後ろを弄れってこと...?
腕を引かれて、ベッドへと連れていかれる。
俺は...、今から...?
無理!!!
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