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3本の指がだいぶ馴染んできた...ような気がする。
「んんっ」
指を一気に引き抜かれる。
岡本は俺を仰向けにベッドに倒し、獣のような瞳で俺を捉えた。
「結衣、本当に...いいの?」
「ん、いい...」
岡本はズボンから己の固くなったものを取り出し、どこから出したかわからないがゴムを付けた。
熱いものが俺の後に宛てられる。
「ふっ...ん」
緊張をほぐすように優しいキスが降りかかる。
深いキスに意識を取られているうちに、岡本が身体を進めてくる。
きつい、苦しい。
...でも、嫌じゃない。
「痛かったら、...言って」
「ぅ、ぁ、...は、...ッ」
岡本のが入ってくるのがわかる。
中を押し広げながら、ゆっくり進んできている。
「も、入ったッ...?」
「あと半分くらい、...ご、めんね」
苦しげな声でそう言われて、あと半分もあることに驚いた。
後ろが切れるんじゃないかって思うほどの圧迫感で どうなるんだろう、と不安や怖さが募ってくる。
それに気づいたみたいに、岡本は俺の頭を撫で回しながら額にキスをする。
「っ...入った、痛くない?」
「俺は平気、だけどっ、動くのは...ちょっと待って」
それを了承するように、岡本は頷いた。
「俺、結衣と付き合えただけでも嬉かったのに...、結衣のことになるとどんどん欲張りになる...」
切なそうな顔をする岡本
それを見ると心臓がちょっと苦しい。
「欲張りでもいい...、俺の前では 我慢...すんなよ」
ちょっと臭いセリフかも、と思ったけど俺の中の岡本の質量が増したことから察するに、効果はあったみたいだった。
「わっ、なんかおっきくっ、なって...」
「結衣の前では、自分に素直に生きようかな...」
欲望に素直になるのは少し自重してもらいたいものだ。
「ごめん、動く」と微かに漏れた声を合図に、岡本はゆっくりだが身体を突いてくる。
指の時みたいにはっきりと分かる快感とは違い、腰がじんわりと疼く。
だが、時折触れる前立腺という場所は相変わらずの快感を拾ってしまっていた。
「ぁ、...んっ、ひんっ」
ゆっくりのストロークは徐々に加速していく。
俺の中心もストロークと同じように岡本が上下に扱きあげ、俺はすぐに達しそうになる。
「あっ、あ、あ、...ゃんっ、ぁああっ...前はやぅ...」
「ゆいも、気持ちよくなってッ...くっ」
身体を突かれる度に頭のネジが外れていくみたいに何も考えられない。ただ、体内に溜め込まれていく快感を声を出して逃がすことしか出来なかった。
「あっ、きもち...ぃ、からぁッ!...おれ、もっ、ダメッ」
前と後ろの両方からの刺激で俺はもういっぱいいっぱいで、怒張した俺の中心から熱が飛び出した。
達したと同時に、中が痙攣するみたいにビクビク脈打つのが分かった。
岡本もそれに釣られるように中で達していた。
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