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席替え希望します
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ムカつく~ッ‼
キッと睨み付けていると、また何か書き始める。
今度は何だ。
俺が若干イライラしながら見ていると、またノートが向けられた。
《顔で俺を笑わせるな》
なんっじゃ、そりゃーッ!!!!
ドンッと思わず机に拳を叩きつけてしまった。
失礼極まりなくないか?!
俺がいつお前を顔で笑わせようとしたんだよ!
「七瀬。お前が授業してくれるか?」
突然先生から声を掛けられて、キョトンと前を向いた。
「は?」
「先生の授業が面白くないらしいな~。騒ぐなら出ろ」
「えっ、あっ、すみませんッ‼静かにします、先生の授業好きです、はいっ!!」
俺は反省してます、と先生に訴えて何とか事なきを得た。
が、クラスの連中に盛大に笑われた。
そして諸悪の原因である神にも、な!!
先生、本当にごめんなさい。
これは全て、ここに居る神のせいなんです。
王子の皮を被った悪魔のせいなんです!!
神を見ると真面目に授業を受けている振りをしていたが、俺には分かる。
おまえ今、内心笑ってるだろう!?
先生。
俺、席替え希望します!!
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