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プロローグ
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ねぇ、君が眠りにつく前に 少し話をしようか。
おやすみをする前に読む子守唄のような本は、もうたくさん持っているね。
それじゃぁ、朝が来た時に読む本は?
クスッ。ほら 一冊も持っていない。
だからね、僕がひとつ話をしてあげるよ。
君が眠りについて…そうして朝を迎えるその時まで、
ずっと ずっと語っていよう。
そうすれば、君が目を覚ます頃には
きっと 綺麗な朝焼けが見られるだろうから。
え? どんな話かって?
そうだなぁ。 これからゆっくり聞かせてあげるから、君は目を閉じながら想像しているといい。
これは、ひとりの少年が青年へと成長し
朝を迎える為 必死になって生き抜いていく
ーーーそんな、まるで御伽噺のような〝朝〟のおはなし。
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