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(ぇ………、?)
今、何か変な音が聞こえた気が…
「って、え……?」
振り向いた先
見えたのは、鮮やかなオレンジ色の髪と大きな斧
「おい、大丈夫か!?」
「ぇ、ーーーわっ!」
別の何かに脇に手を入れられ、グイッ!と引っ張り起こされる
「離れるぞ!」
抱きかかえられて、そのまま離れたところにストンと降ろされた
「ぇ、え、?」
「取り敢えずこっから見てろ。」
真っ赤な髪色のその人はニヤリと笑うと、そのまま背中の大剣を構えてオレンジ髪の人の元へと加勢しに向かった
「足から切ってくぞ!」
「おう!」
大きな斧と大剣が、クモの爪を武器で受け止めたり回避したりしながらガリッ!と一本一本足を切り落としていく
(っ、すごい……)
コンビネーションというか、阿吽の呼吸というか
お互いがお互いの動きを分かっているかのよう…
ガシャンッ!
ギィィィィ!!
「ハッ、後は胴体だけか、気持ち悪りぃなぁ。」
「なぁ俺やっていい?」
「どーぞ。」
「いえーい!じゃ、ラスト頂き〜!!」
ブンッ!
「っ、ぅわぁ……、」
ドシャッ!と、オレンジ髪の人が斧を沢山付いてるクモの目に向かって振りかぶった
体からは青黒い血が流れ落ちて、そのままパリンッと無機質な音を立てて消えていって
「んー!やっぱここの中型経験値美味いな!たまらんわー!」
「本当それな。人も少ないしやりたい放題だ本当。」
「ん、てか襲われてた子は?」
「あっちに避難させた。おーい! 大丈夫か?」
「ぁ、は、はぃっ!大丈夫です!」
「おぉー良かった、ナイス一日一善!」
「ドヤ顔すんなてめぇ。ったく…
……なぁ、ちょっと話さねぇ?」
座り込んでた僕の手を、2人がグイッと引っ張った
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