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「さ、ここで終わりだな。」
「早えぇな…まぁ3人ともTM経験者だしな。」
ラストのボスがいる部屋の前
奥には大きな石像のようなモンスターが眠っている
「目が青く光ったら、部屋の隅だったよね?」
「そうそう、そうしねぇと石にされっからな。」
石化してしまうと1分ほどその場から動けなくなって、モンスターからの攻撃を受け放題になってしまう…
部屋の四隅へ逃げれば石化の攻撃は届かないから大丈夫だった筈だ
「後はなんかギミックあったっけ…?」
「んーと……何があったかなー?」
「ジャンプ。あいつランダムに高く飛ぶよな確か。」
「あ、それだチカ!飛んだやつに潰されたらHPがすれすれまで減るから、絶対避けることっ。」
「あぁーそんなのあったな。まじ、なんであのでけぇ図体が飛ぶんだよ…意味わかんねぇー。」
「まぁ、ファンタジーだからね、その辺は察してっていうのじゃない?」
「ったく……行くか。」
「うんっ!」
カツンッと3人で部屋に入ると、その瞬間ボスの赤い目がゆっくりと開き僕たちを映す
ガァァアァァァ!!
「っ、すごい叫び声……!」
「ボスって感じだな。」
「うっせー…」
「キョウ…」「あはは…キョウちゃん……」
チカと目があって苦笑して、バッ!とモンスターの元に向かう大きな槍を後ろから追ったーーー
「攻略本出来た?」
「うんっ!ちょっとチェックお願いしていいですか?」
「任せろっ!」
あれから無事10周回って、書き上げた本を2人に見てもらう
「…ふーん、相変わらずマメにまとめてんなぁアサ。」
「ふふふ、回復視点から見て分かりづらいとこ無いかな?」
「そうだな……」
「盾視点からひとつ。ここの部分なんだが…」
2人からのアドバイスを元に再度書き直して、漸くレベル55IDの攻略本が完成した
「よしっ、じゃぁこれ仲介売り場と商店に登録してくるね!」
「おう!ってかもう街戻ろうぜーベッドで寝てぇ…」
夜通し…しかも間髪いれずに10周回ったから、もうヘトヘトで
街まで帰り、宿を借りて3人でベッドに倒れて眠りについたーーー
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