アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2
-
「へぇ。じゃぁアサだけ別々で始めて、その後偶然出会ったわけなんだ。」
4人がけの席に2人2人で座って再度お話
僕らの此処までの話をすると「凄いな、頑張ったな」と隣から頭を撫でてくれた
(ひぃぃ、ヨルさん結構ボディタッチが多いっ、)
これじゃこっちの心臓がもたなすぎてどうにかなりそうだよ……
前に座るキョウちゃんたちに気づかれないよう、赤くなった顔をそっと下に下げる
「で?お前はどうしてたんだヨル。この街で会うって事はもうレベルは100なんだろ?ギルドとかどうしてんだ?」
「俺もギルド入ってる。TMと一緒でこの世界でもギルド〝星降る街〟を作ってるんだ。まぁ前からのメンバーは誰もいないどな。
俺もアサと一緒で1人でこのゲーム始めて、それからたまたま集まったメンバーで今のギルドを作ったんだ。ギルドリーダーは俺が務めてて、メンバーが15人。」
TMで、ヨルさんは〝星降る街〟という名前のギルドのギルドリーダーだった
僕はキョウちゃんのギルドに入ってたからヨルさんのとこには入れなかったけど、それでもフレンドとして時々一緒に遊んでた
(今も、星降る街を設立してるんだ。)
それもこの世界で初めて会った人たちと
凄いなぁ…初めましての人たちと仲間になるなんてコミュニケーション能力高すぎだよ……
「成る程、そうだったんだな。お前のギルドはみんなレベル100なのか?」
「いや、100じゃないメンバーの方が多いな。うちは基本的に方針はないんだ。怖かったら前に進まなくてもいい、1人にすることはないから、とにかく自分の命を1番に考えようって感じで行動してる。
今100になってレベル100のIDに行ってるのは俺ともう1人くらいかな。」
「へぇ、相変わらず誰かさんに似て優しいギルドだな。」
「ははっ。甘いのは分かってるけど、俺はそこまで鬼にはなれないんだよな。怖い気持ちも分かるし、だから無理するなって言ってる。
ってかさ、お前らそんな顔だったんだな。」
「あぁ?」「ん、?」
ヨルさんが前に座る2人を見ながら楽しそうに笑った
「キョウ凄い美人だったんだな、白似合う。何、リアルじゃ芸能人か何か?俺そう言うの疎くて知らないんだよな…
チカは俺と同い年くらいじゃない?俺21で今大学3年だったけど、いくつ?」
「19だから大学1年、ってことは俺の2つ上か…キョウやアサの4つ上だな。」
「え、4つ? ってことは……2人は17?」
「まじか、若すぎだろ…」と呟くヨルさんにキョウちゃんがはぁぁ…と溜息をつく
「別に若くも何でもねぇだろ、同じ学生の身分だろうが。後俺は芸能人でも何でもねぇ…普通の一般人だ、覚えとけ。」
「そうなんだ?何かそういうのすればいいのに。」
「はっ、余計なお世話。」
機嫌悪くなってしまったキョウちゃんにヨルさんか苦笑する
(でも、実際ヨルさんも綺麗な人だよね…)
確実にイケメンの部類に入る顔つき
背も高いし性格だって優しいし、大学じゃ絶対モテまくってるはず
(本当、かっこよすぎるよ……)
その後、運ばれてきた料理を食べながらいろいろ情報交換したり他愛ない話をしたところで、チカがカタンと箸を置いた
「ヨル、IDは今何処までクリアしてるんだ?」
「ん?今12個中5個目だな。次は7人用のIDに行こうとしてるけど…どうした?」
「実は、俺たち今7個目のIDに行こうとしてるんだが、20人用だから人が足りないんだ。」
「20人用…もしかしてイエロギロスか?」
「あ、そうですっ。この世界にもイエロギロスのIDがあるみたいで、今それに向けて20人集めてる最中なんです。けど、今集まってるのは15人で後5人いい人いないかなって……」
「あぁ成る程、それで街をうろうろしてたんだな? 」
「ぁ、はい、そうです…」
(うろうろしてたのまで見られてたんだ……)
もしかしてさっき話しかけてくれたのってタイミング見計らってた?
全然気づかなかった僕…うぅ、恥ずかしい……
「イエロギロスか…懐かしいな。
もうちょっとその話詳しく教えて?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
76 / 110