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甘いもの
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一通り悲鳴を上げたから気持ちは落ち着いてきて紅茶もかなり売れて(『大声出したから喉痛くない?蜂蜜入り紅茶がオススメかな?』ってたからま〜た忙しくなったし❗️まぁ前の分合わせてシキに働かせたけど)また落ち着いた日常に戻る。
ちなみに店長が質問攻めにあったり自ら客のところに行ったりしてるから実はいまだに紅茶の追加は続いている。
騒がしい間葵はパンケーキに夢中だったおかげで鼓膜はなんとか無事だったみたいだな。俺はまだ少しキーンってなってるけど。
「食後の紅茶のおかわりはいかがです?」
「あ、いただきます」
またちょっと硬いけどだいぶ柔らかくなったな。
俺の労働時間は終わったことだし、葵の紅茶を注いだ後着替えて葵の隣の席に座る(葵はカウンターに座ってたから!許可なく相席したわけじゃねぇからな!ニヤニヤしてるシキは後で殴る!)
「パンケーキがすごくふわふわで紅茶ともあって美味しかったです。ご馳走さまでした」
「ありがとう。進めておいて言うのもなんだけど、お昼にあんだけ食ったのによく食べれたな」
「甘いものは別腹と言いますから」
女の子みたいな回答されたな。
名前も見た目も本当女の子みたいだけど、食いっぷり…はすげー女子も多かったか。うん。
あとは柔道の投げもすげかったし。またセンセーからビデオ見せてもらおうかな。俺参加しなかったし。
あぁ。あの幻想を思い出すのは1日一回でよかったのに…
「アキさん?どうしました?」
つい首をブルブルと振ったせいか、心配そうな顔をしてに俺の顔を覗き込む。
またセンセーの美人崩しの残念な顔を思い出しちまって相乗効果でさらに可愛く見えるし…
あぁ。もう今日は諦めるか。認めよう。センセーの顔を見たのは幻覚じゃあねえって。
もちろんそのことを口にはださねぇけどさ。
「ううん。少し疲れたなぁって思っただけ」
「それじゃあ甘いものを…あ、パンケーキ全部食べちゃった…」
「俺が渡したやつなんだから、全部食べてくれた方いいよ。それに甘いものはもうたくさんもらったから、十分だ」
「?」
困った顔してまたさらにキョロキョロと首を振る。
うーん、甘いのは嫌いじゃないけど本当にいらないし…
「たくさん葵の甘い笑顔で癒されたから。これ以上は十分だよ。」
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