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風邪と告白(普)
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夏休みが始まって3日目。
司が風邪を引いた。
だから今日は俺が全力で看病する。
顔を赤くして苦しそうに呼吸をしている様子は、可哀想だけど、色っぽいなぁ、なんて思ってしまったり。
「司、何か欲しいものある?」
「…んん…水飲みたい…」
「わかった。持ってくるね」
司の風邪が治るまで俺は司のために全力で看病する事にした。でないと司の可愛い笑顔が見れないんだもん。
俺はコップ1杯の水を持って司の所へ行った。
「司〜水持って来たよ〜」
「ありがと…後で飲めそうになったら飲む…」
「今飲まなくていいの?」
「飲みたいけど…今、だるくて…体起こせないし…って、え、なんで普が飲んでんの……っんぅっ」
今飲みたいけど、って言ってたから体支えてあげて口移しで飲ませた。
色っぽい司に欲情して我慢できなかったとかじゃないから!!決して違うから!!!!!!
「…普…」
ヤバい…
怒ってる?引いてる?嫌われてる?
「風邪うつっちゃうよ…?」
「…つ、司の風邪だったらうつっても良い…」
ネ申 か よ
司…やっぱり好き…天使…はぁ…
なんて思っていて、ふと下を見下ろしたら、司が俺の腰に腕を回して、太腿に頭をのせていた。相変わらず顔は真っ赤でエr…辛そう。
「…司?」
「うつってもいーんでしょぉ…?」
「え」
「普大好き…」
「うん、俺も大好きだよ〜」
「そうじゃなくてぇ…本気なの……」
「ゑ」
ゑ!?
まさか司の口からそれが聞けるなんて夢にも見な…いや、夢では何度もあったな…
だけどホラ、今司熱あるから頭おかしくなってるんだ。多分。
「早く熱下がると良いネ」
「熱下がっても俺は普の事大好き」
「……俺も大好きだよ…司…」
俺の口からも滑り落ちるようにその言葉が出てしまった。
本当は伝えちゃ駄目なのに。
俺は精一杯司を愛するから、許して、神様。
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