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お兄ちゃんを当てろ☆半強制?アルバイト
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***
「5万!?」
「そ。協力すればひとり5万」
「何だソレ…めちゃくちゃ怪しくねえか」
「テレビの撮影だってよ」
颯斗が差し出した求人情報に目を通して春陽はうーんと唸った。スマホに映し出された求人情報は金額と連絡先が書いてあるだけで内容の詳細が殆どない。しかし、
「兄弟参加でプラス2万」
「プラス!?」
「誰かさんがまた仕事をクビになった所為で今月の家賃も危ういの知ってる?」
「くっ……それは…」
内村春陽はこの部屋の主で家長だ。
亡き両親に代わり弟の颯斗を育てている立派なお兄さん。…と言いたいところだが昔から気が短く喧嘩っ早い所為で仕事が長く続いた事がない。先日も飲み屋のオーナーにケツを触られ病院送りにしてしまった。当然店はクビ。向こうにも非はあると慰謝料の請求はされなかったが…こんな事が勤め先を変えても度々ある。そして春陽も我慢が効かない。忍耐の弱さからいえば出来た人間とは少し言い難いだろう。
「まあ…あれは仕方ないとしても住む家が無くなるのは勘弁かな」
「だけどこれはなあ……あ、高校生不可だ!」
「身分証の提示不要てあるじゃん」
「いやでも怪しすぎだろ…とりあえず成人済みのオレだけ参加にしておいて…」
「5万でどうやって家賃と光熱費と食費を賄うの」
「う"」
「俺と兄貴で12万」
「じゅ……12万」
「要るよね?」
「…はい」
高校生の弟に此処まで言わせるのだから世の中結局金なのだとつくづく思う。言われるがまま「応募」の文字を押すと数時間後メールで場所と時間の詳細がきた。内容もテレビ企画の一般参加枠とある。
「ほら、ただの賑やかしだよ。心配しすぎ」
「みたいだな」
適当にやって適当に帰ろう。それで12万貰えるなら安いもんだ。そう思ってた。
が、いかんせん甘かった。
***
「最初に確認しておくけど高校生じゃないよね?…高校生不可って書いてたもんね」
当日颯斗と訪れたのは寂れた雑居ビルの最上階。華やかとは程遠い無機質なフロアの一室だった。そこに強面のスタッフが数人いて春陽たちを出迎える。で、開口一番に聞かれたのがコレ。
「……違うよね?」
「は……はいっ!」
あまりのど迫力に颯斗が力強く嘘を吐いてしまったけれど仕方がないと思う。だってこの人たち絶対あれでしょ、
「やく……」
「馬鹿ッ、しーっしーっしーっ!!!」
「何か?」
「い、いえ何も!と…トイレ借りれます?」
春陽の口を慌てて塞ぎ颯斗が愛想笑いで誤魔化す。そのままスタッフが指差した方向に春陽を連れ出した。誰もいない事を確認し春陽を個室に押し込める。
「思った事すぐ口にするなよ、馬鹿!」
「だってあの人ら明らかに堅気じゃねえだろ…!お前バレたら殺されるぞ!に、逃げるしか…」
「逃げたらそれこそ殺されるだろ!ここは嘘ついて乗り切るしか無い」
「そんなのムリに……」
ガチャリ
「撮影始まるんで急ぎで」
「「は………はーい」」
先ほどのスタッフの声に二人の声がハモる。颯斗の言う通り逃げる事は難しいだろう。かと言って短気を起こして騒いでも颯斗まで守りきる自信がない。春陽も兄として家長として颯斗だけは何としても無事に帰したい。
「逆らわず大人しく従って生きて帰る」
「わ…解った」
颯斗の決めたルールに思いっきり頷く。特に「生きて」の部分に。こうなれば腹をくくるしかない。ちょっとやそっとの怪我は覚悟しておこう。死ぬよりはマシ。…て思っていたけれど。
「それでは始めましょう!『家族の絆で見破れ☆お兄ちゃんはどれだゲーム』〜!」
パフパフとMC役のチャラそうな男が自前でラッパを鳴らし、先ほどまで姿が見えなかった数人のイケメンがやんややんやと盛り立ててる。その中心に立たされているのは目を点にしている春陽と颯斗だ。
「このゲームは選ばれた数人の中から身体の一部だけを見て本物のお兄さんを当てちゃおうと言う家族の絆を確かめるゲームでーす!今回の挑戦者はこちらの兄弟〜!」
「……ど…どうも」
とりあえずMCに促され頭を下げてみるが隣の颯斗は岩の如く動かない。どうやら固まってしまったらしい。そりゃそうだろう。春陽も弟の手前何とか気を保っているが居なかったら気絶したかった。だってこれあれだろ、AVでよくある企画モノ!!
「お兄さんはちょっとヤンチャそうですけど昔は悪さしてたクチですか〜?」
「そんな事は……あはは」
周りにいる強面のスタッフに比べれば春陽のヤンチャなんて可愛いもんだろう。聞かないで欲しい。
「弟クンはイケメンだね〜、モテるでしょ〜?」
「……」
「…は、颯斗…!」
「…えっ……あ、はい」
我に返った颯斗は何に返事をしたかも解っておらずモテることをアッサリ肯定した。実際モテるので結果的に嘘ではないのだけど。
「いいね〜!モテ男の自信に満ち溢れてる〜!そんな自信満々の弟クンですが、今回お兄さんを当てれる自信は?」
「……兄貴を…ですか?」
颯斗は黙りこくって春陽を見た。それが苦しそうな切ない表情にも見えて春陽も思わず黙ってしまう。颯斗はしっかり者で頼れる弟だが未だ高校生なのだ。きっとこんな境遇に立たされて心細くなってしまったのだろう。こんな時に兄の春陽が支えてやらずに誰が弟を支えてやれるのか。春陽はカメラに見えないよう颯斗の手をそっと握った。
「………あります」
「良い返事だ〜!それでは早速弟クンには別室で待機してもらい準備に移りましょう!」
不安そうに去る颯斗に大丈夫だと笑いかけた。この様子だと痛い思いはせずに済むかもしれない。
「はい、じゃあ脱いで下さい」
「…え?」
「このパネルから顔と胸、あと股間が見えるようにしまーす。あ、お兄さんはDのパネルで」
「………裸になるんですか…?」
「そうですけど」
ADらしき人がやって来てパネルの裏に連れてかれ服を脱がされる。
「まっ、待って下さい!これ颯斗…弟に見せるんですか!?」
「そうゆうゲームですから」
「冗談じゃない!アイツは高校……っ」
「……」
パネルの横であの強面のスタッフがこっちを凝視している。
「……親、孝行…な子なのでこうゆうのは…」
「時間です!スタンバイお願いします!」
パネルの裏に手足を固定され胸部と股間を晒される。今頃カメラにバッチリ映されているのだろう…さよなら見知らぬ未来の嫁よ。横を向くと先ほどまでMCの背後で騒いでいたイケメンたちが春陽と同じ様に裸で胸部と股間を晒していた。
「それでは準備が出来ました!弟クンどうぞ〜」
「……なっ……」
扉が開く音がして颯斗の息を飲むのが解った。いくら頭で理解していたって、いざ胸部と股間だけを晒した男が四人並んでいたら誰だって怯むだろう。少なくとも春陽だったら怯む。
「さあ、この顔が隠れたA〜Dのパネル。この中に本物のお兄さんがいま〜す!弟クン判るかな〜?」
「…こ、これだけで判断するんですか…?」
颯斗の動揺した声が聞こえる。何とか気丈に振る舞おうとしているらしい。出来るなら早く終わらせてやりたかった。…声を出したら判るのではないだろうか。
「流石に見た目だけじゃ無理?では仕方ありません!お触りタ〜イム!」
「え」
「え"」
ほぼ同時に声が出たので颯斗には春陽の声は届かなかったらしい。ドン引いてる二人を差し置きMCはどんどん進行していく。
「いまから晒された部分を触って反応をみる事が出来ます!かなりのヒントですよ〜!」
なワケない。胸と股間を触って互いが判る兄弟がいるものか。いたら今すぐ教えて欲しい。
「ふざけ………っ」
巫山戯んな、と文句を言おうとして春陽の口は布切れを噛まされた。いわゆる猿轡と呼ばれる物だ。ギョッとして横を向くとあの強面スタッフの姿がある。この男が春陽に猿轡を噛ませたらしい。
「…企画の邪魔をしないように」
ゾッとするほど低い声だった。流石の春陽にもこれ以上逆らえば生死に関わると解る。「逆らわず大人しく従って生きて帰る」颯斗の言葉が脳裏をよぎった。
「ではでは、Aのパネルからどうぞ〜」
そんな春陽の状況とは裏腹に撮影は楽しそうに進んでいく。颯斗も諦めたのだろう。どうやら大人しく従っているらしい。
「どうですか〜?」
「…胸筋が凄い…ですね」
「お兄さんだと思いますか?」
「…違うと思います」
真面目に感想を交えながら吟味している颯斗。Aの男は確かにガタイがいい。よく日焼けした筋骨隆々のマッチョだ。春陽も筋肉がないワケではないがあそこまではないだろう。
「なるほど〜。ではBはどうでしょう?」
MCに促されて颯斗は次に移ったらしい。次は爽やかな風貌のスポーツマンだ。肌の色味は春陽に近いかもしれない。
「胸を触った感じは……」
「…っ、ぁ♡」
「おーっと!弟クンに乳首を触られた瞬間、Bのちんぽがギンギンにいきり勃った〜!」
「…えっ…」
Bの顔が先ほどの爽やかさを失って惚けだした。甘いスポーツマンの顔は何処へやら。舌を出してアヒアヒと颯斗の指遣いに酔い痴れてる。勿論、颯斗に表情は解らないが。
「…んっ♡…んっんん♡」
「声を抑えようと必死だが気持ち良さがギンギンのちんぽでダダ漏れだ〜!どうですか、弟クン!」
「ど…どうって…」
あの変態似非スポーツマン、人の弟の前で何晒してくれてんだ!汚い物を見せつけられて動揺してる颯斗が気の毒でならない。颯斗の今後の人生に影響が出たらあのスポーツマンを許さないと春陽は固く心に誓った。
「弟クンの指がそんなに気持ち良いのか〜?大きなちんぽからカウパーがダラダラです!」
「…兄貴のはこんなに大きくないと思うので」
「Bも違う?」
「…たぶん」
何かいま途轍もなく失礼な事を言われた気もするが変態似非スポーツマンと間違われる事は無かったらしい。春陽もそこまで小さなイチモツではない筈だが…筈だが………いや、あの変態似非スポーツマンのが規格外だった事にしよう。
「では次にCですが…」
Cはとても可愛らしい顔立ちの男だった。身体つきも貧弱ではないのだけど何処か庇護欲を掻き立てる。男だけど本気で迫られたら気を許してしまいそうな、そんな雰囲気の男。
「……っ」
颯斗に触られたのであろうCが慎ましい反応を見せた。Bほど下品な反応ではなく、でも確実に感じている。まさに可愛らしい反応で。颯斗もそう感じたのか今までより長く触っている。
「どうでしょう?」
「…反応が薄い…ような」
「でも確実にちんぽは反応してますよ〜?我慢してるのかな?健気で可愛いですね〜」
「そう…ですね」
判断材料が少ないのか颯斗も返事の歯切れが悪い。その間も触っているからCの可愛らしい声も徐々に漏れ始めている。解らないからずっと触っているのか。それとも…
「如何でしょうか!」
「……ほ、保留で」
あれだけAとBまではバッサリ切り捨ててたのに。颯斗があの可愛らしいCと春陽を見分けられないのかと思ったら…何故か鼻の奥がツンとした。別に間違われた所でどうもしない筈なのに。
「それでは最後のパネル、Dです!」
いよいよ春陽の番だ。
クニッと乳首を摘まれたのが解る。痛くない丁度良い力加減でリズムよくクニクニされる。
「…っ、ふ…、っ、」
立ち上がった乳首の表面を爪の先でカリカリと引っ掻かれ猿轡の隙間からくぐもった声が漏れた。それが聞こえたのか颯斗がキュっと乳首を強く摘む。
「〜〜っ♡ふっ、ぅぅ♡」
前言撤回。これ変態似非スポーツマンが悪いんじゃない。颯斗が異常に上手すぎる。
「おっと!弟クンに摘まれて乳首がプックリ勃ってきた〜!まぁるく腫れ上がってていやらしい形になってきましたね〜」
「……ですね」
「お兄さんはこんなエッチな乳首なのかな〜?」
「兄貴はノーマルなんで…こんな女みたいな乳首じゃないと思います…」
違う違う違う。確かに春陽はノーマルだが乳首がいまプックリ腫れてるのは明らかに颯斗の指遣いの所為だ。とにかく触り方がやらし過ぎる。MCと会話中も颯斗の指は止まらない。立ち上がった乳首をコロコロ転がし上下に弾いて押し潰す。
「〜〜っ!っ、♡っっ〜♡♡」
「あー!ダメですよ〜?腰を引いて逃げるのは反則です!Dさんにはペナルティとしてコレを付けて貰いま〜す!」
コレと言われても春陽はパネルの裏にいるのでMCの持っている物がサッパリだ。一体何を…
バチンッ
「ひ、ギィーーーっっ」
突然乳首に電気でも当てられたかのような衝撃が走って頭が白くなった。ジンジンと鈍い痛みが広がる。腰が熱い。
「……」
「あらら〜、ペナルティは洗濯ばさみだったんですが…イッてしまいましたね〜」
「……ぁ…♡」
洗濯ばさみを軽く揺らされて残滓がタラリと溢れるのが解った。どうやら今の衝撃で射精してしまったらしい。猿轡の隙間から涎が垂れる。
「この洗濯ばさみには強いバネを仕込んでるのでかなり痛かった筈ですが…エッチな乳首のDさんにはご褒美だったかな〜?」
下世話なトーンで春陽の失態を揶揄うMC。反論したいけれど乳首に洗濯ばさみを付けた間抜けな姿じゃ言い返す言葉もない。ましてや射精までしてしまって…それを全部颯斗に見られている。
「かなりマゾっ気がありますね〜。ノーマルなお兄さんとしては有り得ない反応かな?」
「……そう思います。こんなのでイクの普通じゃないし」
「…ん、ふっ、ぅぅ♡ぅ〜〜っっ♡♡」
颯斗だろうか乳首を挟んだ洗濯ばさみをグイグイ引っ張る。猿轡に吸収されてるので何とか誤魔化せているが無かったら盛大なアヘ声を颯斗に聞かれているところだ。
「どうでしょう?消去法でいけばお兄さんは先ほど保留したCさん?」
「……本当にこの中に兄貴がいるんですよね?」
「勿論です!」
「……」
颯斗は考え込んでしまった。
「ではまず此処で二人に人数を絞っていきましょう!お兄さんでは無いと思ったのは〜?」
「…AとB」
「それでは答え合わせです!AとBのパネルをオープン!」
AとBの顔パネルが外された。
「正解で〜す!Aはこの界隈では有名なタチ専のダイキくん。Bは最近デビューしたばかりのウリ専エイジくんでした〜!」
MCが意味不明な単語ばかり連発するので結局二人とも素性が解らない。颯斗も同じだったのか「はあ…」と覇気のない返事をしてる。
「残るはCとD、どちらかが本物のお兄さんです!果たして弟クンは見破れるか〜!?次のヒントはこちら!」
突如パネルに布を掛けられ手足の拘束を外された。解放されるのかと思いきや身体を反転させられ、またパネルに固定される。パネルに晒されたのは…
「おしりの穴で比べよう!アナル感度チェッ〜ク!」
「…………は?」
「実は残ったひとりは売れっ子AV男優のユウリくん。AV男優と言っても彼は受け専門、数々のちんぽを咥えてきたアナルのスペシャリストなのです!素人のお兄さんとは比べものにならないはず!最大のヒントですよ〜!」
春陽と同じようにパネルから尻を突き出し涼しい顔をしている隣の男に思わず目が行く。あんな可愛い顔をしてアナルのスペシャリスト…世界は広いなと思う。
「……流石にこれは……」
「正解すれば賞金10万円!」
「えっ」
「勿論、不正解の場合には罰ゲームを受けて貰いますので心して挑んでくださいね〜」
晒された春陽の尻にブシュッと冷たい物が掛けられた。
「二人のおしりにローションが掛けられました。それでは指にゴムをつけて…弟クン、どうぞ!」
「…ぁっ♡」と隣の男が抑えめの声を出した。スペシャリストだとゆうアナルを颯斗に弄られているらしい。
「おっと先ほど我慢していた声が漏れ始めたか〜?控えめですが感じているようですね」
「…そうですね」
ユウリと呼ばれてた男が徐々に感じ入る表情に変化していく。颯斗の指でアナルを掻き回されて気持ち良くなっているのだ。頬を蒸気させ閉じてた筈の口がどんどん開いていき赤い舌が突き出る。…雌の顔。
「…次いきます」
寸でのとこで颯斗に指を引き抜かれたのだろう。男は酷く残念そうな顔をした。…春陽の番だ。大丈夫。あの男と違って春陽は人生でそんな場所を触られた事など一度もない。だから大丈夫。………けど、乳首の時みたいに颯斗の触り方が上手すぎたら?
ぐっぷん、
「〜〜っっ♡♡」
「…あれ?こちらのアナルも割と反応してますね」
「……」
反応したら駄目だと解っているのに意識すればするほどナカに挿さった颯斗の指を締め付けてしまう。颯斗も負けじとナカを摩ってきて指の感触がゴム越しにも解る。意識してしまうからか洗濯ばさみに挟まれた乳首の快感がアナルにまで伝わっていくようで。
「…っ、ぁっ♡…ぁぁ♡ぁっ♡♡」
「凄い締め付けだ〜!弟クンの指を咥えて離さない!これはかなりのアナル上級者だ〜!」
違う違う、違う、のに。そう拒否しても春陽のアナルはますます颯斗の指に吸い付いてしまう。
「どうですか!?答えは出ましたか?」
「……はい」
「自信のほうは?」
「あります」
颯斗が迷いなくそこだけハッキリと断言する。
「それでは弟クン、お兄さんでは無いと思ったほうのアナルにちんぽを挿れて下さい!」
「…………え?」
「あれだけ断言したんですから大丈夫ですよね。お願いしま〜す!」
お願いも何も颯斗はまだ高校生で未成年なのに。あの強面たちに囲まれて颯斗に拒否権なんか有るはずもないけれど。あの男と颯斗が春陽の前でセックスするなんて……そんなの、
ずっぷん、
嫌だーー、という春陽の言葉は突然の圧迫感でかき消された。
「!?…っ、ぁ、♡〜〜っっ♡♡」
「なんと弟クンが挿入したのはDのアナル〜!つまりDさんはお兄さんでは無いと?」
「…キツいけど…絡み付いて離さなかったし…初めてにしては反応が善すぎて」
「確かに乳首のほうも素人では考えられないほどの感度でしたもんね〜」
なに言って……、
「んっ、っ"ぁ"ぁ"〜〜っ♡」
「……っ」
「凄い!まるで弟クンのちんぽを誘うように飲み込んでいく〜!アナルがキュンキュンしっ放しです!」
違う、て頭で否定してても確かに春陽のアナルは颯斗のペニスを締め付けていた。指で届かなかった善いところを太くて逞しいペニスでゴリゴリ擦られてる。
「〜っ、んぅっ〜〜っんっ♡♡」
ずっと春陽たちを睨んでいたあの強面の男がニヤニヤしながら春陽の猿轡を外した。ダメだ。いま猿轡を外されたら……
「それでは答え合わせです!パネルをオープン!」
「だ……ダメぇぇぇぇ!」
春陽の下半身を支えてるパネル以外が器用に外された。
「………兄…貴…?」
「〜っ♡あひぃ♡見ないれぇ…っ、見にゃいれ、はや、とぉ〜〜っ♡♡」
涎を垂らして弟のペニスに善がり狂ってる春陽の姿が颯斗の前に晒されている。颯斗が驚いて息を飲むのが背面越しでも解った。
「残念〜!!なんとDが本物のお兄さん!弟クン、あんなに自信満々だったのに外しちゃいましたね〜。でもまあこんなにちんぽ好きのお兄さんじゃ難しかったかな?」
「しゅ、しゅきら、ないィぃ、ちんぽにゃんかぁ〜っっ♡♡」
「…っ、ちょっ…締め付けんな…ッ」
「ん"ぉ"、ぁ"、ちゅよぃぉぉ"お"♡♡ちんぽぉ…ちんぽ抜いれぇっあひぃぃ♡♡」
「こんなアヘ顔じゃ説得力がありませんねぇ」
「、ちがうのぉ、おねらぃぃっ、ちんぽお"ぉぉ♡嫌ぁあ"♡♡嫌りゃよはやとぉ、〜〜っ"っ"♡」
「だからチカラ抜けって…!抜けねぇ…っ」
下っ腹が痙攣して締め付けの加減が出来ない春陽から無理やり颯斗がペニスを引き抜こうとする。硬く張ったカリ部分が春陽の前立腺を強く引っ掻くので逆効果なのだが二人は気付かない。
「ダメですよ、抜いたら」
「……っ、は?」
「言いましたよね?外したら罰ゲーム、って」
MCの男が強面の男たちと並んで不気味に笑った。
「罰ゲームは、実の兄弟で生セックスのまま中出ししてもらいまーす!」
パフパフ、と間抜けなラッパ音が空気を読まずに流れる。
「…っ、にゃ…か……?」
「そうですよ〜!お兄さんのこのアナルに弟クンのちんぽ汁をた〜っぷり出して貰うんです!」
「ふぇ……?………??」
「だーかーらー、いま咥えてるこの雌穴で弟のザーメンごっくんすんの。今から弟にザーメンぶっかけられんだよアンタ」
「…へ………?はや……と……に?……え…………えっ…??や…やらっ、ダメ…っ!ちんぽ汁ダメぇぇぇぇ!」
ガチャンガチャンと拘束具の金具だけが虚しく鳴る。周りの男たちはその春陽の必死な姿をせせら笑っているようだ。
「はやと、おねらい、ちんぽ汁出さないれ……っ、おねらぃぃ」
「…、」
「…キミはこの状況解ってるよね?学校にも知られたくないだろ?…『ハヤト』クン」
「…っ」
ずっ、ちゅん、
「!?ぁ"あっ、ん"ぉ"お"〜〜っっ♡♡」
「お〜っと!これはかなり深い挿入だ〜!下手したら結腸に届くか!?ほら、トンでる場合じゃないですよお兄さん」
颯斗にアナルの最奥を突かれて白目を剥いた春陽を追い詰めるようMCが両乳首の洗濯バサミを捻り上げた。捻じ切れるのではないかと思うほどギュウギュウ引っ張られている。
「ぃぃい"ぃ、あ"ぁっっ〜〜♡♡」
「乳首を捻られてお兄さんのアナルが尋常じゃないほど痙攣している〜!マゾっ気たっぷりの雌穴に締め付けられて弟クンもラストスパートかあ〜?」
「…っ、クソ……っ」
「奥ゥ"…っ、ぁ…ちんぽ……はや…とのちんぽがぁ……あへ、ぇぁ…っ♡♡」
「良かったですねぇ、大好きな弟クンからちんぽ汁貰えて。そんな奥に出されたら一発で孕めますよ」
「…?」
「弟クンの赤ちゃん」
春陽の下腹部がズクン、と震えた。
「…っ馬鹿ッ、乗せられんな…っ……ンな締め付けたら……、」
「〜っ、らめらめらめぇ…にゃからしらめぇええ、出来ちゃぅう♡♡颯斗の赤ちゃん出来ちゃう〜〜っっ♡♡お兄ちゃんなのに弟の赤ちゃん孕んじゃうよぉぉっんほぉぉぉ♡♡♡♡♡」
ビュルビュルッ!ビュクッ
大量の熱を奥に叩きつけられながら春陽も白い飛沫を吹き出し、今度こそ意識を飛ばした。
******
「はい、12万」
強面のスタッフが茶封筒を差し出す。
「良い画が撮れたよ。またいつでもおいで」
颯斗に背負われた春陽は寝たフリを決め込んで返事はせず颯斗も頭を下げただけで何も言わなかった。簡素な雑居ビルを後にする。
「………あのさ」
「ん」
「……本当に俺のこと判らなかったの?」
「は?」
「昔よくからかってきたじゃん。俺の尻にある星型のホクロのこと…」
「…」
「…」
「………ああ。…忘れてた」
忘れてたのなら仕方がない。トロリと伝わる太ももの残滓を春陽は何故か惜しいと思った。
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