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高校生活 2
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「よし!!終わったああぁ……!」
放課後、6時限目の授業の内容を舞のノートから自分のノートに写し終わった。
「今度からちゃんと自分でノート取ってよね!」
「うん!舞、本当にありがとう!!」
「はいはい」
舞はスクールバッグを持って、立ち上がる。
「ひばり、どうするの?今日も練習していくの?」
舞は机の上を片付けている俺を見て心配そうに首を傾げた。
「あ、うん。大会近いし」
「大会って……まだ1ヶ月以上あるじゃん、休んだりしなきゃ」
「そうなんだけど、ほら俺歌下手だし……みんなの足でまといになりたくないから」
ノートと筆箱をスクールバッグにいれ、肩にかける。そして二人で教室を出て、廊下を歩く
「私、ひばりの歌好きだよ?」
舞が笑顔でこちらを向く。無理しないでね。って意味も込めてある様な気がした。
「ありがとう、嬉しい!」
俺も舞の方を向き、笑いかける。
階段を降りエントランスに着いて、舞と別れる
「頑張ってね!ばいばーい!」
舞が大きく手を振り、俺も手を振る
「うん!舞も気を付けて帰ってね」
そのまま声楽部部室に向かった。
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