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早乙女伊澄という男 5
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「はぁ……本当にこれどうすんの…鍵かかってるってことは、先生も居ないのかな?」
立っているのも辛いので、とりあえずその場に座る。
「ここで待つのもなぁ…」
ぼーっとしながら少し先生を待ってみるが、人が来る気配は無い。
「……体育館に戻るか……」
壁に手をつけて、片足でゆっくり歩く。
しばらく歩くと、さっき舞と一緒に歩いた廊下と全然違う所に出た。
「え、どこ、ここどこなの…」
一瞬にして血の気が引いた。学校なのにまるで全く知らない所に居る気分で不安になる。だが、校内だという事はわかっているし、まだ大丈夫だ……と思う…
ここがどこなのか分かんないけど、誰か探そう…そしてその人に体育館まで案内してもらえばいいか…
不安な気持ちを無理やり明るい気分にさせる。
ずっと歩いてると少々疑問に思う所がある。
「さっきから何個か部屋があるけど、全部何の部屋かわかんないし……この学校ってどれだけ部屋あるんだろ」
これだけ広い学校だし、教室とか部屋とかが沢山あるのはわかる気がする……。だけど…………
「広すぎないか!?!?」
そして本日2回目の叫び。
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