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連絡先 5
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「はあ!?捻挫ー!?何で先に言わないの!!」
「…だ、だって…言わなくてもいいかなぁって………」
るりの大きな声に怯みそうになったが、何とか堪える。
「いいかなぁ、じゃないでしょ!もう!今日は自撮りして撮影終わり!!」
「あ、自撮りはするんだ……」
思わず言ってしまった。が、もう手遅れ。
「あーんーたーがー!!捻挫してるの内緒ししてたからでしょ!!メイクしちゃったんだから、最後まで自撮りには手伝いなさい!いい!?」
顔の前で人差し指をビシッと指され、しょうがなく従う事にした。
それからしばらく時間が経った。
「ちょっと!近いんだけど!!」
るりは俺の肩を掴み俺の顔とるりの顔を近づけようとする。
「何言ってんの!?これくらい近づかないと変でしょ!ほら!ひばりもコスプレイヤーの自覚を持ちな!」
更に近づけられ、もう頬はくっついている。
「コスプレイヤー!?俺は一般人だ!!」
「あー!もー!ひばり動かないでよっ!ぶれちゃったじゃん」
もう既に何枚も写真を撮っているのに、るりはまだ満足していない様だ。
もう疲れたんだけど…………そろそろご飯作らなきゃだし。
そう、もう時刻は8時を過ぎたところ。
クロードはるりに言われ、結局コンビニでお酒を買いに行った。ついて行った方が良かったのだろうが、流石にこの格好では外に出られない。
「ひばり」
「なに?どうかしたの?」
「ひばりのスマホでも写真撮ろうよっ!ほら、スマホ貸して!」
そう言って、るりは俺の前に手を出す。多分この手の上に乗せろって意味だと思う。
「や、やだ」
「いや、貸して。じゃないとさっき撮った自撮りをこのはとつぐみにも送るわよ」
るりはさっき2人で撮った自撮りを俺に見せる。
こんな写真をこのはとつぐみに見せられてみろ!俺のチャットアプリの通知は何通くると思っているんだ。
「………わかったよ…はい」
ここは従うべきかもしれない…。
観念してるりにスマホを渡す。
「さあ!撮るぞ〜!」
今思えばこの行動が最悪な事態を招いた原因なのかもしれない。
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