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不安 伊澄said
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まずい。非常にまずい。
そう思うのも無理もない。こんな写真を送られてきてはどんなに冷静な俺でも無理だ。
右手にはスマホを持ち、某チャットアプリの画面を見る。そこにはセーラー服を着た橘ひばりと学ランを着た男子。恐らく男装した女性の誰かだと思うが…
「はぁぁ……………可愛い……」
そう。橘ひばりが驚くほど可愛い。何でこんな写真が送られてきたか分からないけれど、あまりの可愛さにため息しか出ない。
「これ、どうしたらいいんだ?」
一応ひばりとのチャットには既読は付けていない。この写真を送ってきたのは間違えだったかもしれないと思ったからだ。
だからといってこのままにするのもどうかと思う。
「でもな………これ見てたって知ったら嫌がるんだろうな…」
あの子ならそうする。と分かっている。嫌がるし恥ずかしがる。と
「とりあえず、写真はそのままで明日何か言われたら、見てないって言おう!」
よし!と気合を入れてベッドに入る。
ここまで気にかけるのは多分ひばりちゃんが初めて……。明日は一緒に帰れるかな…?
そう思って眠りにつく。
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