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眠りたくて 伊澄Side
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少しの沈黙の後、昴がゆっくりと口を開いた。
「………また、写真撮れなくなった…」
「それって、前と同じ理由…?」
「………うん。また夢にあの人が出てきた………思い出したくもないのに」
眉間にしわをよせて、苦しそうな顔をする昴を見るのは初めてじゃない。
過去にも何度か、これと同じ顔を見たことがあった。
「今は部活行ってないの?」
「うん……カメラ見ると思い出すから………」
「そっか……」
俺はそれ以上何も言えなかった。
昴とは仲の良い友達だが、あまり踏み込むことは出来ない。
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