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嫉妬と残酷 そらる×まふまふ
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天月 Side
ま「良いですか?心の準備…出来ましたか?」
天「はい。出来ました。」
まふまふが僕の首に手を当てている。
手が震えている。
そりゃ震えるよね。
下手したら死ぬのだから。
天「大丈夫。頑張って。」
ま「…っ…。はい。」
ニコッと笑って言う。
するとまふくんの手の震えが少し弱まった気がする。
ま「行きます。」
天「は、い。」
あ、緊張して来た。
天「ぅぐっ…」
めいいっぱい息を吸ったつもりだったが、
締められた事で殆どが口へ戻って出ていってしまった。
あ、辛っ。
思い出したら…どうするんだっけ……
忘れちゃった……
そんな悲しんだ顔で見ないで。
そんな苦しそうな顔で見ないで。
そんな…羨ましそうな顔で見ないで。
死ぬのってそんな羨ましがることじゃないよ。
皆に忘れられてしまう。
皆が悲しんでしまう。
なにより、好きな人と居られなくなる。
あ…そうか……僕、何度もそらるさんに殺されて、
分かるんだ。
思い出したよ。
天「っ…ぐぁ……した…おもっ…した…」
頑張って思い出したと発そうとした。
声が届いたようで、手を離す。
ま「大丈夫…ですか……?」
天「ふ…ぁ……ふぁ…はぁ…」
生きてる……良かった……
そこで僕の意識は途絶えた。
ま「意識……だけか…」
ホッとした様な声が聞こえた気がする。
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