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芽生え1
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「お前、男なら誰でもいいんだろ…?」
校庭の端の方にある、普段あまり使われていない部室の中
僕は男3人に囲まれていた
「早く脱げよ」
尻餅をついた僕は、下から睨むように命令する男を見た
痺れを切らしたのか、残りの2人のうちの1人が僕を羽交い締めにし、もう1人が僕の服に手をかける
その間に命令した男は、ガチャガチャと自身のベルトを外した
制服の前が開けられると、腕を後ろに取られたまま膝を立てさせられる
「…しゃぶれ」
髪を鷲掴みされ
男の青黒く反り上がったモノに
顔を押し当てられた
桜の花びらが全て落ち
枝に若葉が目立つ
気候は一気に気怠い空気に変わり
ぼんやりとした生徒が目立つようになる
「…工藤」
学校の教室に入るや否や、担任に呼ばれた
面長の顔に眼鏡、色白の肌
神経質そうに見えるその担任は、一重でいつも目付きが悪い
「ちょっと来い」
手招きをされ、担任の背中を追うように教室を出る
そして向かったのは、空き教室だった
「…君はあまり授業に出ていないようだね
いくら義務教育だから問題なく進級できるといっても、これは酷いな」
あからさまに眉間にシワを寄せると、眼鏡の奥にある目が鋭く僕を見据えた
「君のお兄さんはとても優秀だったそうだな
その血は君にはないのか?」
担任は、その冷たい目で僕を拒絶した
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