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父が用意したものを身に付けず
僕はバスタオルを体に巻き付ける
「……どうした、服は?」
僕の格好を見て、父が言う
「父さん……」
僕は…葉月に似てるんでしょ…
だったら、葉月にしたみたいに抱いてよ…
指先を唇に当て、チュッ、とリップ音を立てる
ベッドの端に座りテレビを見ていた父の上に、跨ぐ
「……ねぇ、父さん……真咲さん…
お願い、抱いて…」
そう言って、父の唇に唇を寄せた
「…ま、待て……」
「なぁに、真咲さん…」
父に潤んだ瞳で見つめる
そして、割れた唇から舌をちらりと見せた
「……若葉、お前…」
「ん、僕を葉月だと思って…シて……」
父の肩に手を置き、後ろへと倒す
父の少し固くなったモノを感じ、そこに触れた
…キスをしただけで
母は僕をごみ袋に入れて、捨てた……
なら、父と寝たら
僕は殺されるんだろう……
…それでもいい
あの女の傷付く顔が見たい
父の服を脱がせ
露になった小さな蕾に舌を這わせる
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