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気付かなかったのは#1
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「「俺ら付き合うことにしたから!」」
突然誠一と啓介が声を揃えて俺ら二人に宣言してきた。
「「は?」」
思わずこっちも声が揃ってしまった。
本当に、突然だったから驚いたけど
正直俺らは気付いてた。
「まあ、別にいいんじゃね?」
最初に口を開いたのは悠真だった。
「ぶっちゃけ分かってたっちゃ分かってたし。」
俺も頷きながら悠真に続く。
俺の言葉に二人は逆に驚いてたけど
分からない方が無理なぐらいだったと思う。
俺らは彼此もう10年以上の付き合いになるわけだし
お互いのことは割と分かり合った仲だ。
前から特に誠一と啓介は仲良かったけど
ここ何年かで段々違う距離感になってることは
俺ら二人も気付いてた。
だから寧ろやっとか、みたいなのが俺らのぶっちゃけた感想だったりしたわけで。
「まぁ分かってたならいいや!つーことでよろしく!」
啓介が何か吹っ切れた様子でにかっと笑う。
多分二人は俺らに打ち明けることにどことなしか不安があったんじゃないかな。
ほら、やっぱり男同士だし。
何だかんだここまで4人でやってきたから
変にぎくしゃくして解散になるのも残念だしな。
悠真の方を見てみたけど
こいつも俺と似たような感じだろうと思う。
結局この後はいつもと同じように実況を数本録画して終わった。
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